こんにちわ。
節税・節約コンサルティング、小さな法人・個人事業主のスリム化を叶えるSPRING代表の佐々木です。
個人事業主さんが開業する際の開業届と青色申告承認申請書の提出の仕方です。
届出とか、難しそうに感じるかもしれませんが…
無料サービスであるマネーフォワードさんの開業届を使えば楽勝です。
なお、開業のメリットやデメリットは前回でお話していますので、そちらも合わせてどうぞ。
開業に必須の届出、開業届と青色申告承認申請書
私、今の会社で働きながら副業で個人の音楽指導したいのよ。
これって、開業した方がいいのかしら?
いいですね。
副業で人生を豊かにする、夢を叶える。
応援しますよ。
そして、始める前に必ず「開業届・青色申告承認申請書」を出してください。
メリットは前回聞いているから、やっぱり開業届を出すわ!
難しそうだし、簡単にできる方法あるかしら?
開業届って何?
作り方の前に…
開業届について、サッと見ておくのじゃ。
うーん、なんだか難しそうね…
何でこういう書類って、難しそうな言葉ばかりなのかな?
難しそうに見えますが、後述する作成方法により、大したことはありません。
開業をすると決めたら、すぐに行動あるのみです。
なお、開業届を出さなくとも、何の罰則もありません。
しかし、開業しないと、所得の種類が雑所得となり、いろいろな税制優遇を受けられません。後述する「青色申告承認申請書」とセットで出すことでほぼメリットしかありません。次から説明する方法でサッと作ってしまいましょう!
開業届の簡単な作り方
開業届をラクに作る方法
無料のサービスを利用しましょう!
そうすれば、かなり簡単に作ることが可能です。
はい。
私も開業届を出す時に使いましたが、かなりラクでした。
そして、無料で利用できます。
使い方は次のとおりです。
- マネーフォワードさんへ会員登録(すぐ終わります)
- 質問形式に答えていく
- 印刷して郵送か持込みする
こんな感じです。
本気になれば10分かかりません。ただし、やる前に次のものは用意し、考えておきましょう。
- 屋号(私の場合は、「SPRING」です)
- マイナンバーカード(個人番号入力に必要)
参考に、私が2023年1月に提出したものは、こんな感じです。
ちゃんと個人情報は隠してるのね。
でも、だいたいの作成の感じはつかめそうよ。
個人をさらしてサービスしとるのぉ。
開業届の記載ポイント
次に、開業届の記載事項について説明します。
納税地 → 自分の事務所の住所を書いてください。
自宅開業の方は自宅がよいです。
職業 → 音楽指導で開業するなら、「家庭教師」でしょうか。
明確な決まりはないので、「ミュージシャン」でもいいのかも。
なお、記載した職業と異なることをしていても特に問題ありません。
屋号 → なんでもよいです。
自分が好きな名前を付けてあげましょう。
後で勝手に違う名前を看板に付けても問題ありません。
届出区分 → 「開業」です。
所得の種類 → 「事業所得」です。
開業日 → 実際に開業した日です。
悩む場合は、開業届を作成した日にしておきましょう。
青色申告承認申請書 → 「有」です。入力画面だと「55万円控除」です。
おトクなので、必ず青色申告してください。
消費税に関する~ → 「無」です。
足もみで開業するなら、課税事業者になる必要はありません。
インボイスも不要です。
事業の概要 → 「個人の音楽指導、音楽教室」などと書けばよいです。
何をしているかが分かれば大丈夫です。
この他の欄は記載不要です。
最後に、郵送方法や持込の方法も案内してくれますので、非常に親切です。
ただし、独立開業し、奥様を青色事業専従者にする人などは書き方が異なります。
また、足もみでなく、BtoBの事業をされる方でインボイスが必要なときは、開業届とは別にインボイスの届出を出す必要があります(この記事の対象外です)。
参考に、私が入力した画面の一部です。
ログイン情報が記録されますので、作成してから半年経過しても、当時の情報を確認できます。
あら、けっこう簡単に作れたわ!
いいですね!
あとひと踏ん張り、次は「青色申告承認申請書」の作成です。
青色申告承認申請書の作成
これで最後よね…。
もう少し頑張るわ。
ほんとだ!
自動でできてるね!
そうです。
開業届と同時に必要部分が入力されて、勝手に作成されています。
カンタンでしょう?
さぁ、これで後は印刷し、提出するのみです。
郵送方法や持込の方法は最後のページで案内してくれますので、読んで提出しましょう。
これで、あなたも立派な「個人事業主」です。
思う存分、音楽指導なり何なりして、収入を得てください。
これで、一安心ね。
でも、青色申告の人は「経理処理」が必要って聞いたわ。
近いうち、そのことも教えて欲しいわ。
そうですね。
日常の経理処理も大切ですね。
でも、とりあえずは「開業届」と「青色申告承認申請書」を出せば一息付けます。
経理処理はまた後日で大丈夫ですよ。
別に記事書きますね。
マネーフォワードでなくて、Freeeだと
今回、マネーフォワードさんの開業届の機能を利用しました。
私が調べたところ、Freeeさんも同じクラウドソフトを提供しています。
コメント